フォークリフトの警告灯が点灯した場合の対処法を解説!

「警告灯が光っているけどなんでだろう?」
「どのように対処したらいいのかわからない」
そんなふうにフォークリフトに乗っていても警告灯の意味を理解できていない人もいるかもしれません。
フォークリフトに安全に乗るには、日頃のメンテナンスが重要です。
そのメンテナンスが必要な場所を教えてくれる役目を果たしているのが警告灯です。
このコラムでは、フォークリフトを安全に乗るには欠かせない、警告灯の種類と、その意味についてご紹介していきます。
目次
フォークリフトの警告灯とは
フォークリフトに乗った際に確認したいのが、警告灯です。
警告灯が光っているのを見たことがある人は多いと思います。
しかしその警告灯がどんな意味を持っているのかを把握している方は少ないのではないでしょうか?
ここではフォークリフトに乗る際に、見過ごしてはならない警告灯について紹介します。
警告灯はどこにある?
フォークリフトに乗り、エンジンを入れる際や、イグニッションをキーONにした際に、コントロールパネル内で点灯するのが、警告灯です。
フォークリフトに異常がなければ、その後すぐに消える仕組みになっています。
フォークリフトに異常があった際には、そのまま点灯した状態になります。
このように、警告灯はフォークリフトの異常を伝える役割を持っています。
日頃から警告灯を確認する習慣をつけ、安全に配慮するようにしましょう。
フォークリフトの警告灯の種類
フォークリフトの警告灯が点灯する際、点灯する色は、フォークリフトの状態によって異なります。
◯赤色→危険(高温) ◯黄色→注意 ◯緑色→安全(低温)
以上のように点灯する色が変わります。
赤色の警告灯が点灯する場合は、既に故障が発生している場合があるので、すぐにエンジンを止めましょう!
フォークリフトの警告灯の色による危険度の違いは理解していただけたと思います。
でも、何故警告灯が光ったのか知りたいですよね。
そこで、次は警告灯の意味を簡単に紹介していきます。
フォークリフトの警告灯の意味
警告灯にはメーカーによって多少の違いがありますが、どれも気をつけなければならない症状を知らせてくれる大切なものです。
ここでは、比較的頻繁に点灯する警告灯について解説していきます。
全ての警告灯を覚えずとも、ここに出てくる警告灯の意味は覚えておきましょう。
ブレーキ警告灯
ブレーキ警告等が点灯した際には、いくつかのブレーキに関する不具合が起きていることが予想されます。
- パーキングブレーキが作動状態にある時
- ブレーキフルードが不足している時
- ブレーキ油圧の異常警告
- ABSの異常警告
- ブレーキブースターの異常警告
以上の不具合が置いている可能性があるので、メンテナンスを行いましょう。
エンジン警告灯
エンジン警告灯が点灯している際には、エンジンの制御系にトラブルが起きている可能性が考えられます。
そのため、直ちにエンジンを切りメンテナンスもしくは、修理に出すことをおすすめします。
充電警告灯
フォークリフトに乗った際に、この警告灯が光る場合があります。
この警告灯は、充電系統(オルタネータ、ベルトなど)の状態が異常な時に光って知らせます。
早めのメンテナンスを行いましょう。
エアーエレメント警告灯
この警告灯は、フォークリフトのエアーエレメントが埃などによって詰まりが発生している際に点灯します。
定期的な掃除を行うように心がけましょう。
ラジエーター冷却水量警告灯
この警告灯は、ラジエーターやリザーバータンク内の冷却水が減少した際に点灯します。
適切な温度を保ち、長持ちさせるためにも、定期的な冷却水の補充を行うようにしましょう。
セジメンタ警告灯
この警告灯はフォークリフトの冷燃料フィルターに水が溜まり過ぎた時に点く警告灯です。
繰り返しになりますが、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。
フォークリフトの警告灯が点灯した際の対策
実際にフォークリフトに乗った際に、警告灯が点灯していた経験をお持ちの方も多いと思います。
警告灯が点灯した際、どのように対処すれば良いのでしょうか?
メンテナンスを行う
自分で解決できる範囲であれば、警告灯が表示した故障の箇所を自分でメンテナンスしましょう。
冷却水の不足や、フィルターに水が溜まっている場合などは、自分で対応することが可能です。
詳しいやり方は、説明書を確認しましょう。
修理工場にお願いする
おすすめなのがこちらの方法です。
自分でメンテナンスを行うことに自信がない方や、不安がある方もいらっしゃいますよね。
確実に故障を解決できる方法が、修理工場などで、プロの方に修理やメンテナンスを依頼することです。
エンジンやブレーキ部分の故障など、フォークリフトの運転に大きな影響を与える部分の故障には、プロの手で対処してもらうのが安全です。
警告灯が表示していない部分の故障にも気付いて、対応してもらえるので定期的にお願いしたいですね。
フォークリフトに安全に乗るために
フォークリフトの使用に関しては、月1回の自主点検と年1回の有資格者・専門家による点検が法律で義務づけられています。
ですが、安全に使用するためには毎日の点検を心がけることが大切です。
毎日何トンもの負荷がかかるフォークリフトは、点検・整備を怠ることで思わぬ事故を引き起こすことがあります。
日頃からのメンテナンスを行うことで、長く大事にフォークリフトを使いましょう。
どうしても故障が治らない場合は買取業者へ
フォークリフトの警告灯が点灯した場合は、まず原因が何なのか探る必要があります。
原因に対応した解決方法を試すことで、フォークリフトの故障は解決されるはずです。
ただし、フォークリフトも経年劣化を起こすので、最終的には買い替える必要があります。
古いフォークリフトを処分するためのコストを抑えたいという場合には、農機具買取パートナーズのような買取業者に買い取ってもらうのがおすすめです。