故障・壊れた農機具でも売れる?農機具買取のプロが徹底解説|買取相場も併せて紹介

トラクターや田植機、コンバインなど長年使っていた農機具が動かなくなってしまった時
あなたはどうしますか?恐らく殆どの方は「新しく購入する際に下取りに出す」「廃車として処分する」といった選択肢を取ると思います。意外と知られていないことなのですが、
農機具はリセールバリューが高いため、農機具の修理が出来る業者に査定に出すことで、
壊れた農機具でも買取してもらうことが出来ます。今回は壊れた農機具がなぜ買い取ってもらえるのか、買取相場も併せて紹介していきます。
目次
- なぜ故障した農機具でも買い取ってもらえるの?
- 1.農機具の販売店が自社で、農機具の修理を行い販売/輸出しているから
- 2.故障した農機具は分解することで、部品取りとして利用出来るから
- 3.中古の農機具は、農業に新規参入した人から需要が高まっている
- 故障していても買取可能な農機具の例
- エンジンが稼働しない農機具
- タイヤがパンクしてしまっている農機具
- クラッチが効かない農機具
- 故障した農機具の買取相場を種類別に解説!
- 1.壊れたトラクターの買取事例
- 2.壊れたコンバインの買取事例
- 3.壊れた田植え機の買取事例
- 4.壊れた耕運機の買取事例
- 壊れた農機具を査定に出す前に、確認したいポイント
- 農機具の汚れを落として、見た目を綺麗にする
- アワーメーターや型番をメモする
- 農機具買取パートナーズでは、壊れた農機具も買取中!
なぜ故障した農機具でも買い取ってもらえるの?
なぜ動かなくなってしまったジャンク扱いの農機具でも買取してもらえるのでしょうか?
農機具は車と違い、車検がなく利用する時期も限られているため、中古の農機具を探している農家さんは、出来るだけ安い農機具を探していることが殆どです。また農機具買取パートナーズのように中古の農機具を販売している業者は、自社に農機具の整備士が在籍しており部品取りとして、壊れた農機具を買取することがあります。
- 壊れた農機具でも買取してもらえる理由まとめ
- 1.農機具の販売業者が自社で、農機具の修理を行い再販売しているため
2.動かない農機具でも、分解することで部品取りとして利用できるから
3.中古の農機具は、農業に新規参入した人からの需要が高いため
1.農機具の販売店が自社で、農機具の修理を行い販売/輸出しているから
壊れた農機具を買取してもらうことが出来る1つ目の理由は、
「農機具販売店が自社で、農機具の修理を行い中古として販売・輸出している」からです。
中古の農機具を販売している業者は、自社で農機具の整備を行っています。
故障した部品を交換し、メンテナンスすることで、買取した金額よりも高く
再販売することが出来ます。また日本製の農機具は耐久性があると海外からの
評判も高く、農機具買取パートナーズのように海外への販売網を持っていると
壊れた農機具でも高価買取が可能となります。
2.故障した農機具は分解することで、部品取りとして利用出来るから
壊れた農機具を買取してもらうことが出来る2つ目の理由は、
「分解することで部品を再利用することが出来る」からです。10年以上前の農機具は
メーカーが部品の供給をストップしていることが多いです。そのため、壊れた農機具でも
分解して部品を取っておくことで、パーツの供給がストップしてしまった農機具を自社で修理することが可能となります。また人気のある型番の場合は、部品のみの販売でも高値が付くことがあるため、故障していても買取することがあります。
3.中古の農機具は、農業に新規参入した人から需要が高まっている
壊れた農機具を買取してもらうことが出来る3つ目の理由は、
「中古の農機具は、農業に新規参入した人からの需要が高まっている」からです。
近年、農業に新規参入する人は減少傾向にあり、平均年齢は上昇しています。
農業にかけるコストを出来るだけ安く抑えたいという声も多く、新品の農機具よりも
中古の農機具の需要が高まっています。
故障していても買取可能な農機具の例
故障していても買取してもらうことが出来る農機具の状態を紹介します。
もしあなたが、壊れた農機具を処分しようとお考えなら、自身の農機具が
以下の状態に当てはまっていないか確認してください。
あくまでも一例となりますので、参考程度に留めていただけますと幸いです。
- 故障していても買取可能な農機具の状態まとめ
- 1.エンジンが稼働しない、スムーズに動かない
2.タイヤがパンクしてしまっている
3.クラッチが効かない
エンジンが稼働しない農機具
農機具の故障で最も多い内容が、エンジン周りの故障です。
エンジンが稼働しない、稼働させると異音・異臭がする、黒煙が出るといった
トラブルであればエンジンのオーバーホールをすることで治るケースが殆どです。
クボタやヤンマーといった需要の高いメーカー、トラクターや田植機など人気の農機具の場合は高価買取が望めるかもしれません。まずは一度、査定に出すことをおすすめします。
タイヤがパンクしてしまっている農機具
タイヤがパンクしてしまった農機具は、タイヤ交換をするという簡単なメンテナンスで
再利用することが出来ます。修理のコストもかからないため、査定額は通常の農機具と
大差はないでしょう。新しく農機具を購入する際に下取りに出すと、安く買い叩かれてしまうため中古の農機具を販売している業者に売却するようにしましょう。
クラッチが効かない農機具
農機具を整備せずに長く利用していると、クラッチが摩耗して遊びがなくなったり
土や埃が溜まり固着したりすることがあります。クラッチボックスは非常に重量があり
自分で交換するには非常に労力がかかりますが、農機具専門業者の場合、整備士が
複数人在籍しているため、直ぐにクラッチを交換することが出来ます。そのため
クラッチが壊れた農機具は廃車として処分するのではなく、査定に出すようにしましょう。
故障した農機具の買取相場を種類別に解説!
壊れた農機具を買取してもらうことが出来る理由が分かったところで
実際に壊れた農機具は、どれくらいの値段が付くのか買取相場を種別毎に紹介していきます。
農機具の状態や買取してもらう時期によって相場は変動しますのでご注意ください。
1.壊れたトラクターの買取事例
農機具の中で最も需要が高く、定価が高いトラクター。
ヤンマーのYM1410Dを50万円で買取させて頂きました。
エンジン自体は問題なく稼働しましたが、ローターが動かなく、アワーメーターが読み取ることが出来なかったため、ジャンク品扱いとなりました。壊れたトラクターの買取相場は
型番にもよりますが、約30万円~約200万円が通常です。
2.壊れたコンバインの買取事例
クボタのコンバインER330Nを88万円で買取しました。
エンジン周りから燃料漏れが止まらず、原因の特定と部品の交換が
必須の状態でした。しかし、ER330Nは定価が500万円以上する高額のコンバインのため
ジャンク品でも高価買取となりました。壊れたコンバインの買取相場は10万円~150万円です。
3.壊れた田植え機の買取事例
イセキの田植機PZ50を35万円で買取しました。
フロントタイヤがパンクしており、稼働時間を示すアワーメーターは700時間と
なっていました。しかし、ペースト施肥機や補助苗のせ台といったアタッチメントが
付属していたため通常よりも高く買取させて頂きました。壊れた田植機の買取相場は
アタッチメントが付いていなければ、5万円~50万円です。
4.壊れた耕運機の買取事例
ホンダの耕運機FF300Hを3万円で買取しました。
リコイルは問題なく引けますが、エンジンが稼働しないという状態でした。
エンジンを取り外し、オーバーホールする必要があったのでジャンク品扱いと
なりました。
壊れた農機具を査定に出す前に、確認したいポイント
農機具を査定に出すなら、少しでも高く買取してもらいたいですよね?
スムーズに、そして少しでも高く農機具を買い取ってもらうために
査定に出す前に確認しておきたいポイントを紹介します。
- 農機具を査定に出す前に確認するポイントまとめ
- 1.農機具についた土や埃を落として、本体を綺麗にする
2.稼働時間を示すアワーメーターと型番をメモしておく
農機具の汚れを落として、見た目を綺麗にする
農機具を査定する際に、見た目は非常に大切になります。第一印象が悪いと
査定額は下がってしまうことが多いです。査定に出す前に、農機具の本体を
拭き掃除するという一手間を加えてあげるだけで、査定額UPに繋がります。
普段から正しい取り扱い方法で農機具を利用しているオーナーさんだと
査定業者に思われることが重要です。
アワーメーターや型番をメモする
農機具の査定額は、本体の状態と稼働時間、型番で決まることが殆どです。
査定の前にアワーメーターや型番をメモしておくことで、スムーズに
査定してもらうことが出来ます。農機具は型落ちしてしまうと、売却額が下がってしまいます。故障した農機具は1日でも早く売却すると良いでしょう。
農機具買取パートナーズでは、壊れた農機具も買取中!
農機具買取パートナーズでは、「エンジンが稼働しない・燃料漏れが止まらない・ローターが動かない」といった壊れた農機具も買取中!日本製の農機具は海外からの需要が高く
部品としても販売することが可能です。農家の皆様からの査定依頼を心よりお待ちしております。