【2021年最新版】人気のある農機具メーカーをランキング形式で紹介!

目次
日本でのシェアが高い農機具メーカーをご紹介
「農機具が欲しいけれどどの農機具メーカーが良いのか?」「どの農機具メーカーを選べば良いのか?」そんな疑問を今回は解消していきます。今回は、ランキング形式で日本でのシェア率が高い農機具メーカーを紹介していきます。このランキング順に農機具を選んでいただければ、皆が選んでいるので安心ですよね。
シェアが高い農機具メーカーのランキングは次のようになります。
それでは、ランキング上位から売上高も併せて、詳しく解説していきます。
【第一位】世界へ羽ばたく農機具メーカー|クボタ
農業機械と言えばクボタですよね。農業に詳しく無い方でも知っている方はかなり多いクボタが不動の1位です。クボタは世界でのシェア率も2020年時点で2位となっていて、まさに世界へ羽ばたく日本の農機具メーカーです。その中でもクボタはトラクターに力を入れており、主力商品になります。また、故障が少ないということで中古市場でも一定の評価を受けています。
クボタは1890年に大出鋳物として創業した企業で、創業以来「食料・水・環境」に対する課題に
向き合い続けています。「For Earth, For Life」を理念とし、現在は世界で活躍する農機具メーカーとなっています。また近年はスマート農業にも取り組み、年々売上高を伸ばしており農機具メーカーの中で、トップの
売上高1兆7515億3500万円を叩き出しています。
【第二位】スマート農業に強い|ヤンマー
第2位は、こちらも有名な農機具メーカーのヤンマーです。ヤンマーは1912年に山岡発動機工作所として創業した企業で、売上高はクボタに続く2位で7823億円となっています。ヤンマーの農機具もクボタ同様に、故障が少ないと評判です。中でもヤンマーの管理機は、中古でも需要が高く年式が古くても高値で再販売されています。
また、ヤンマーは「ヤンマースマート農業」という取り組みに力を入れており、米国のディア・アンド・カンパニーというディーゼルエンジンを得意とする企業と提携することで、最先端の農業機械とデータ取得のシステムをかけ合わせた次世代の農業へも取り組んでいます。
【第三位】農業機械専業のメーカー|イセキ
イセキは1929年に創業した企業で、歴史ある農機具メーカーです。全体的に低価格なこととメンテナンスのしやすさが売りのメーカーです。イセキの農機具の国内シェアは約2割を占めており、売上高は1583億8200万円です。
また、イセキのコンバインは世界的に見ても人気が高いため、コンバインは中古でも値段が高くつく可能性が高いメーカーになります。イセキは特許登録率が4年連続1位の企業であることから常に最新の技術開発に力を入れているということが分かります。
【第四位】3つのブランドを抱える|やまびこ
ここまで来ると知らない方も多くなると思います。こちらの農機具メーカーやまびこは3つのブランドを抱える農機具メーカーになります。
1つ目は小型屋外作業機械と農業用管理機械を展開する「KIORITZ」、2つ目は小型屋外作業機械と一般作業用機械を展開する「Shindaiwa」、3つ目は小型屋外作業機械と農業用管理機械を展開する「ECHO」。これら3つのブランドで、農業や建設など様々なフィールドで活躍している農機具メーカーです。いわゆるトラクターではなく、それ以外のスプレーヤー等の農機具をメインとして販売しています。
【第五位】お求め安い農機具|三菱農機
自動車で有名な三菱系列の農機具メーカーです。三菱農機は1914年にサトーというブランドで創業を開始した企業で、歴史がある農機具メーカーとしても有名です。三菱と名前がついてからの歴史は浅いですが、元々の農機具メーカー(サトー)としては、100年以上の歴史がある老舗農機具メーカーになります。2020年にGSシリーズでグッドデザイン賞を受賞するなど、近年人気になってきており、売上高は437億円です。
三菱農機の製品は、耐久性が高く、価格が安いという特徴があります。これらの理由の1つとして、一部商品ではクボタのOEM供給になっているためです。その為、性能はクボタと同様なのにブランド力の差で価格が安くなっている場合が多いです。モデルによっては求めているクボタのトラクターよりも、三菱農機のトラクターの方が安く購入できます。ブランド等は気にしないという方におすすめです。中古市場では、定価の半値で売られていることも多く、農業に多くの費用を割けない農家さんから人気を集めています。
- OEMとは?
- Original Equipment Manufacturingの略で製造メーカーが他社ブランドの製品を作ることや、その企業のこと
海外で人気の農機具メーカー
今までは、国内の人気の農機具メーカーをランキング形式で紹介してきました。ここからは海外で人気の農機具メーカーを紹介していきます。海外の農機具メーカーはタフで高性能なことが特徴で、先ほど紹介した国内メーカーよりも人気が高いものもあります。
今回ご紹介する海外で人気の農機具メーカーはこちらです。
- 海外で人気の農機具メーカー
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- Deere and Company(ディア・アンド・カンパニー)
- CNH Industrial(シーエヌエイチ・グローバル)
- ランボルギーニ
それぞれ詳しく解説していきます。
Deere and Company(ディア・アンド・カンパニー)
Deere and Companyはアメリカの農機具メーカーです。世界の農機具メーカーで最大手と言われています。特に人気があるのはトラクターです。そのトラクターの評価は日本でも馬力があり使いやすいという評価を受けている人気のメーカーです。特に、北海道などの広大な土地を所有する農家さんから一定の支持を受けています。また、中古市場でもDeere and Companyのトラクターは、高値で買い取られています。70年代~90年代のトラクターでも高額で取引されることが多いです。その為、広大な土地を持っていたり、農機具の売却を考える方にはおすすめの農機具メーカーです。
CNH Industrial(シーエヌエイチ・グローバル)
CNH Industrialは自動車で有名なフィアット傘下の農機具メーカーです。Deere and Companyに次いで世界売り上げ高が第2位の農機具メーカーです。CNH Industrialは、1999年にニューホランド社とケースインターナショナルという会社が組織統合を経てCNH Industrial(シーエヌエイチ・グローバル)という会社になりました。元々の会社であったニューホランド社は農機具メーカーの中でトップクラスの企業の為、そのレベルを今も維持しています。
ランボルギーニ
ランボルギーニはスーパーカーでお馴染みです。自動車のイメージが強いランボルギーニですが、実はトラクターを作った事がルーツになっています。これはランボルギーニだけではなく、ポルシェもトラクター作りから始まったメーカーになります。
基本的に大型のモデルが多いため、北海道等の大規模農家さんが使用している場合がほとんどです。大規模農家さんの間では、ランボルギーニのトラクターはステータスの一部になっているという話もあります。ランボルギーニのトラクターは新品で購入するとなると、金額も高いので
中古市場で盛んに取引されています。現在ランボルギー二のトラクターは、ドイツの農業機械メーカーであるSDFグループのブランドとして製造されています。
農機具の生産台数を種類別で紹介
では、それぞれの農機具は年間どのくらい生産されているのでしょうか。
ここからは、農機具の種類別での生産台数を紹介していきます。今回は生産台数が多い農機具から紹介します。農機具の生産台数は種類別で2020年の実績で次の通りです。
- 2020年農機具の生産台数一覧
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- 防除機:188,779台
- トラクター:120,061台
- 耕うん機:93,693台
- 田植え機:21,254台
- コンバイン:13,438台
最も生産台数が多い農機具は防除機となっています。防除機は消毒等を撒くのに使用されることが多い農機具です。防除機の生産台数が多い理由は、そこまで単価が高くなく、購入しやすい為です。新品に買い替えるサイクルも早く、中古品の取引数も多くなっています。防除機に次いで生産台数が多いのは、トラクターです。トラクターは輸出向けに生産されているものが約76%と大半を占めています。やはり、国内の農機具メーカーも海外への輸出に力を入れていることが分かりますね。
3位は耕運機です。耕運機は国内向けに製造されているものが90%と大半を占めています。元々耕運機の需要が多く、価格もそこまで高くないという理由が考えられます。
4位と5位は田植え機・コンバインの順になっています。これらの農機具の生産台数が少ない理由は、用途が限られるためです。基本的に田んぼをされている農家さんしか購入する需要が無いため、これらの農機具は元々生産台数が少ない傾向にあります。
このデータは日本農業機械工業会が調査したものです。このデータは国内向けと輸出向けを合わせた数字になります。農機具は種類別で国内向け・輸出向けの生産台数が大きく異なります。その為、トラクター等の輸出向けが多い農機具は「世界でも認められているクオリティ」という事がわかりますね。
まとめ
当記事では、国内で人気の農機具メーカーをランキング形式で紹介しました。どのメーカーの農機具を買おうか悩んでいる方は、中古でも高く売ることが出来るクボタやヤンマー、イセキを購入することをおすすめします。