農機具をスクラップ処分する前に確認したいこと|中古の農機具の買取相場も紹介

2021.08.19

農機具高価買取のコツ

古い農機具でも買取してもらえることがある

古い農機具でも買取してもらえることがある

新しい農機具の購入検討の時に考えなければならないのが、「古い農機具をどうするか」「古い農機具をどう処分するか」ですよね。そこで今回は、「古い農機具を処分したい」「古い農機具をスクラップにしたい」そう思われている方へ向けて、どうすればお得に処分できるか解説していきます。

農機具はリセールバリューが高い

農機具はリセールバリューが高いです。その為、中古として売れる状態のものはまず売却を検討しましょう。なぜ農機具はリセールバリューが高いのか?それには主に2つの理由があります。

  • 日本の農機具はディーゼルエンジンを使用している場合が多いため、耐久性が高い
  • 小規模農家・農業新規参入農家たちの中古農機具を求めるニーズがある

これらの理由から、中古農機具はリセールバリューが高いのです。
ではどのくらい古い農機具が中古として売れるのでしょうか?

それは10年~20年前に製造された農機具でも問題なく中古として売却することが可能です。このくらい前のものでも40万円程度の買い取り価格が出る場合があります。アワーメーターが過走行で振り切っていても中古市場ではどんどん売れていきます。

なぜなら、「動けばOK」「まずは安く手に入れたい」という小規模農家さんの需要が高いためです。
その為、農機具を処分するのであれば、まず中古としての売却を考えましょう。

不動の農機具でも鉄くず業者に買取してもらえる

「中古としてリセールできない農機具はどうすれば良いのか?」そう思われる方もいらっしゃると思います。

中古としてリセールできない場合は、鉄くず業者に買い取りしてもらうのが損をしない方法になります。鉄くずは1kgに対して20円などの価格がついており、基本的に価格帯が低いという特徴があります。しかし、そのまま処分するだけよりも、少しでも収入にすることができます。その為、鉄くず業者にまずは相談することがおすすめです。

農機具を鉄くずとして買い取ってもらう祭に、1点だけ注意点があります。それは、業者によって農機具の運搬費等の諸経費が売主負担になる場合があります。そうなったときには運搬費用等の諸経費分でマイナスになる可能性があります。その為、業者に相談した際に、運搬費はどちらが負担するのか、どのくらい掛かるのかを確認しておきましょう。

中古の農機具の買取相場をご紹介

中古の農機具の買取相場をご紹介

ここからは、中古の農機具の買い取り相場を農機具メーカー毎に紹介していきます。買取価格の相場は農機具のメーカー・モデルによって変わってきます。今回紹介するのは代表的な農機具メーカー・モデルになります。

  • クボタのトラクターGL32
  • ヤンマーのコンバインAG470
  • イセキのトラクターTm17
  • クボタのトラクターKL330

それでは、各中古農機具の買い取り相場を紹介していきます。これから紹介する相場は、あくまでも目安ですがご自身がお持ちの農機具と比較できるので、参考にしてみてください。

クボタのトラクターGL32

買取相場は45万円程度になります。GL32はクボタのトラクターです。日本製の為、壊れにくくメンテナンスにお金がかからないというメリットがあります。また、海外からの人気が高い為、年式や時期を問わず一定の需要があります。その為、買取価格の相場は安定しているのが特徴です。

ヤンマーのコンバインAG470

買取相場は180万円程度です。こちらのヤンマー製のコンバインも日本製の為、壊れにくくメンテナンスに費用がかからないのが特徴です。海外からの需要も高いため、年式や時期に関係なく中古の買取価格も安定しています。

イセキのトラクターTm17

買取相場は42万円程度です。こちらのトラクターは、畑作業など小規模の農地に適しています。何故かというと耕運幅が130㎝とコンパクトだからです。また、自動水平制御装置がついているため、不安定な場所でトラクターが傾いても作業機を水平に保つことが可能です。

クボタのトラクターKL330

買取相場は120万円程度です。こちらは、大型のトラクターなので、買取価格の相場は比較的高額となっています。こちらも、先ほどのクボタのトラクターGL32と同じ特徴を持っています。日本製の為、壊れにくくメンテナンスにお金がかからないというメリットがあります。海外からの人気が高い為、年式や時期を問わず一定の需要があります。その為、買取価格も安定しているのが特徴です。

農機具をスクラップ処分する方法

農機具をスクラップ処分する方法

つづいては、農機具を中古で売却することができなかった場合に、スクラップ処分をする方法について解説
していきます。農機具は、粗大ゴミの対象ではないためゴミとして出すことはできません。そのため、農機具をどう処分すればよいか困っていらっしゃる方も多いです。

具体的な処分方法は、農機具の専門業者やリサイクルショップなどに連絡をして、回収してもらう場合が多いです。その後に農機具は解体され、再利用できるものと再利用できないものに分けられていきます。動かないトラクターでも回収に来てくれるので比較的簡単に処分することができます。

しかし、費用や回収可能日時は業者によって異なる場合が多いです。その為、1つの業者ではなく、複数の業者に連絡をとり費用や実際の段取りを確認しましょう。その中から、より良い業者さんを選択することがおすすめです。農機具の処分には数万円程度の処分料がかかるケースが一般的です。

農機具をスクラップ処分する際に掛かる費用を種類別に紹介

農機具をスクラップ処分する際に掛かる費用を種類別に紹介

農機具の種類によってもスクラップ処分する際に掛かる費用は変わってきます。ここからは、農機具の種類別にスクラップ処分する際に掛かる費用を紹介していきます。今回紹介する農機具の種類はこちらです。

  • トラクターをスクラップ処分する場合
  • コンバインをスクラップ処分する場合
  • 田植機をスクラップ処分する場合
  • 耕運機をスクラップ処分する場合

それでは、それぞれ解説していきます。

トラクターをスクラップ処分する場合

農機具の処分に掛かる費用は、処分する農機具が小型特殊車両か大型特殊車両かで費用が変わります。
大型特殊車両のトラクターの場合は3万円〜5万円が目安で、小型特殊車両のトラクターであれば1万円〜2万円が目安になります。

また、下取りに出した農機具に再販できるような部品があれば、処分に掛かる費用から差し引いてくれるケースもあります。

【農機具の場合】小型特殊車両と大型特殊車両の分け方
  1. 最高速度が35キロメートル毎時以上のものは大型特殊車両に分類される
  2. 最高速度が35キロメートル毎時以下のものは小型特殊車両に分類される

コンバインをスクラップ処分する場合

コンバインもトラクターと同様の考え方になります。最高速度が35キロメートル毎時以上のものと以下のものによって、スクラップ処分する際の費用が変わってきます。大型特殊車両の場合は3万円〜5万円が目安で、小型特殊車両のコンバインは1万円〜2万円が目安となります。

田植機をスクラップ処分する場合

田植機も大型特殊車両の場合は3万円〜5万円が目安となり、小型特殊車両の場合は1万円〜2万円が目安になります。田植機は最高速度によって、処分にかかってくる費用の目安がわかります。

耕運機をスクラップ処分する場合

耕運機も大型特殊車両の場合は3万円〜5万円が目安で、小型特殊車両の場合は1万円〜2万円が目安になります。解体して処分されるため、動作等に問題があっても全く問題なく処分を行うことができます。

農機具をスクラップ処分する前に買取査定に出そう

農機具を処分する際は、スクラップ処分ではなく、買取査定に出しましょう。そちらの方が、金銭的にメリットが大きいです。なぜならば、スクラップ処分では金銭的な面でマイナスになるケースが多いためです。

買取に出せば、少なからず自分の手元にお金は戻ってくるので次の農機具の購入資金に充てることができます。農機具の中古市場は需要が高い為、買取を積極的に行っている業者が多いのも特徴です。その為、スクラップ処分は最終手段として残し、まずは買取査定に出すようにしましょう。

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